花火の舞台裏
車の運転をしながら見上げたら、モクモクの夏の入道雲とふわふわの秋の綿雲が混在する「行き合ひの空」。ひぐらしからコオロギや鈴虫にバトンタッチされた夜。日中はまだ暑夏の日差しですが、朝夕はだいぶ過ごしやすくなりましたよね。月見メニューも増えてきたし。。。こんなふうに秋を感じれば感じるほど、夏…まだ終わらないで!と寂しくなってしまうのは私だけでしょうか。
友人のs.ao_photoさんに花火の写真を撮りたくて、とモデルを頼まれました。
当初は大磯港の打ち上げ花火の写真を予定していたのですが、雨でリベンジ。お互いに子どもたちも大きくなってしまった今、「手持ち花火なんて何年ぶり⁈」と2人ではしゃいでおります。
シューッと噴き出す火花をこのように粒つぶに幻想的に写せるのはプロの技!水平線に浮かぶ花火はまるで漁火みたいです。
撮影は、大磯照ヶ崎海岸。この日はゆっくり近づいてくる台風の影響もあってかものすごい風。波消しブロックの陰で自分たちの体も風除けにして、やっとのことで点火した花火を持って、撮影ポイントまで砂に足を取られながら走る走る。しかも友人は手元の花火も入れながら、シャッターを切っているんですよ。2本の花火が完全に消えるまでの数十秒間。陽が落ちるまでの30分くらいの間、その戦いは何度も繰り返されました。
海岸向こうにはアオハルな若者たちが過ぎゆく夏を惜しんで寛いでいましたが、「あの人たち何やっているんだろうね?」と笑っていただろうな。
そんな舞台裏があったとは思えない写真の仕上がりに毎度のことながら感動してしまいます。事前に「こんなイメージで撮ろうと思うんだ」と見せてくれた通りに形にできるって本当にすごい!彼女の写すやさしい世界観、ふんわりとした色合いが大好き。環境音BGMばりに癒されること間違いなしです☞s.ao_photo見る癒し♡
そういえば、海岸に降り立ってはじめて、久しぶりに海の、潮の香りを感じました。これだけ海の近くに住んでいれば、街のそこここにも潮の香りは漂っているはずで…鼻が慣れてしまっているのでしょうね。
こうして思い出すだけでもクスッとしてしまうし、潮風もその匂いも花火もその全部をこんな素敵な写真にしてくれて、ありがとう。
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【湘南】気軽に楽しむアロマ | nico_tto~かおりの教室~
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